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ノートパソコンの選び方

ノートパソコンの“スペック”はCPUだけじゃない

パソコンを買う際に CPU 性能やグラフィック性能、メモリ容量、SSD などのストレージ容量を気にすることがほとんどですが、ノートパソコンを選ぶ際には重量とバッテリー時間も重要になります。

バッテリー時間や重量はノートパソコンの価格にもダイレクトに影響します。 同じ CPU 性能でも重量が軽いものは価格が高くなり、重めのものは価格が安くなります。 バッテリーも同様に、同じ CPU 性能でもバッテリー時間が長い物は価格が高くなり、短いものは価格は安くなります。

ほかにフリップタイプ (360 度裏返してタブレット状になるもの) やキーボードと分離できてタブレットになるもの。 タッチパネル対応などで価格も変わってきます。

ノートパソコンは液晶があることから、液晶の性能でも価格は変わってきます。 高解像度の物は価格は高くなります。

必要なスペック

Passmark というベンチマークスコアを基準に説明します。 スコアは 「最低限必要であろうスコア」 ~ 「これぐらいあれば充分」 といった感じです。

CPU 性能

スコア用途など
6000 ~ 10000事務用途 (Word や Excel)、Youtube などの動画視聴、WEB サイト閲覧
10000 ~ 14000重めの 事務用途 (Word や Excel、PowerPoint)、重めの WEB サイト閲覧、2D ゲーム
14000 ~ 18000開発や軽いクリエイティブ作業、iGPU 性能によっては軽い 3D ゲーム
18000 ~3D ゲームなど、イラストやモデリングなどのクリエイティブ作業

別途専門的なソフトを動かさず、学業や仕事でしか使わない場合は CPU スコアが 12000 前後あれば充分な性能です。 なんなら 12000 はややオーバースペック気味でもあります。

GPU (グラフィック) 性能

CPU 内蔵の GPU を iGPU と言い、iGPU 意外の GPU (基板上へのはんだづけやグラフィックボード) をdGPU と言います。

スコア用途など
~ 2000(iGPU) 動画再生 (ただし 4K 不可)、事務用途
2000 ~ 4000(高性能 iGPU)4K 動画再生
4000 ~ 10000(基本 dGPU だが、一部高性能 iGPU を含む)
大きく画質の妥協をすれば 3D ゲーム、3D モデリング、映像編集
10000 ~ 14000(dGPU) 中画質ぐらいで 3D ゲーム、レイトレ表示含めた 3D モデリング、4K 動画編集
14000 ~(dGPU) 中画質以上で 3D ゲーム、ローカル AI

動画再生に関しては GPU のベンチマークスコアの他に GPU サポートする動画再生支援の機能差による再生の軽さなどが変わってきます。 ノートパソコンの場合 4K 動画を再生したい場合は Intel Core i 11 世代以降や Core Ultra が必用で、AMD Ryzen は 6000 番台以上か Ryzen AI が必要となります。

ゲーミングノートを買う場合、現状においてはすべての dGPU で AV1 はサポートされているので、動画に関して気にすることはありません。

メインメモリ

は Windows10 はサポート終了となっているため、Windows11 を前提とします。

メモリサイズ用途など
~ 8GBメール受信のみ。 特定のいくつかの WEB サイト閲覧のみ。動画再生。
ただし非常にお勧めしません。
16GB事務用途、動画再生、WEB 開発、ゲーム、動画編集
32GB重めのゲーム、イラスト作成などのクリエイティブ作業、4K 動画編集
32GB ~重量級 (商業レベル (同人含)) のクリエイティブ作業

どんなに軽量な用途であっても、Windows11 を使う以上は 16GB が最低限必要です。

ストレージ容量 (起動ドライブ)

容量用途など
480GB ~ 512GB事務用途、動画再生、WEB 閲覧、ゲーム 1 ~ 2 本ぐらい
1TB同時にインストールするゲームが数本、軽度のクリエイティブ作業
1TB ~クリエイティブ作業

あくまでも起動ドライブのみのお話です。 クリエイティブ作業をする場合などでノートパソコンを選択した場合、データ保存には外付けの USB SSD や USB HDD、NAS などをお勧めします。

バッテリー時間

バッテリーの計測方法には JEITA2.0、JEITA3.0、MobileMark 25 があり、JEITA2.0 は 2023 年 11 月まで主流だった計測方法であり、今は使われていません。

測定規格測定方法
JEITA 2.0「アイドル状態で 100% から 0% になった時間」 (計測 A)
「FHD H.264 30fps の動画を再生して 100% から 0% になった時間」 (計測 B)
(A + B) ÷ 2
JEITA 3.0「アイドル状態で 100% から 0% になった時間」 (計測 A)
「4K HEVC 60fps の動画を再生して 100% から 0% になった時間」 (計測 B)
(A + B) ÷ 2
MobileMark 25実際のソフトウェア (Microsoft Office や Adobe ソフト、WEB ブラウザ) をスクリプトで自動操作し、アイドル時間を 20% に設定してバッテリーが 100% から 0% になった時間

いまは GPU に動画再生支援があり、CPU や GPU をあまり使わずとも比較的軽く動画再生が出来てしまうことから、JEITA3.0 の時間でも実際の使用時の時間ほどバッテリーは持たないことが多いです。 MobileMark 25 のほうが実際の運用時の時間に近くなるかと思います。

JEITA のバッテリー時間のみ表記の場合、動画再生時から 2 ~ 3 割減らした時間が妥当なところかと思います。

時間用途など
3 ~ 6 時間持ち運びすることが無いか、移動が施設内 (家も含む) のみ
6 ~ 10 時間主に学業で使う (休憩時間のゲームとかしない前提)
12 ~ 15 時間仕事で使う
15 時間 ~充電頻度を下げたい場合

注意すべきは、パソコンでやる作業内容によってスペック通りのバッテリー時間にならないという事。 カタログスペック上で 10 時間のノートパソコンがあったとして、軽量とは言えゲームをプレイしたりすれば 2 ~ 4 時間ほどでバッテリーは無くなります。

    

重量

一般的に 「重い」 を思える重量の境目は 1.5Kg ほどのようです。

重量重量に対する雑感 及び 運用方法
~ 1.0Kgかなり軽い
1.0 ~ 1.3Kg軽い
1.3 ~ 1.6Kg普通の重さ
1.5 ~ 2.0Kgやや重め。 施設内の移動のみや持ち運びにリュックを使った方が良い
2.0Kg 以上重い。 基本的に持ち歩かないノートパソコン
3.0Kg 以上クソ重い。 持ち歩きたくない代物

液晶サイズ

液晶サイズサイズに対する雑感 及び 運用方法
13.3 ~ 14 インチ持ち運びに最適
14 ~ 15 インチ持ち運ぶなかで大きい方
15 インチ ~大きい。 持ち運ばないか、施設内のみの移動向け

13.3 インチ ノートパソコン

スペックはCPU スコア、重量、バッテリー時間のみ掲載。

バッテリー計測規格は J2 (JEITA2.0)、J3 (JEITA3.0)、MM (MobileMark 25) で略記し、JEITA3.0 の場合は 「動画再生時/アイドル時」 で表示。

14 インチ ノートパソコン

15.6 インチに次いで商品数も多く安い価格帯です。 重量・性能・価格のバランスが良く、重量に強いこだわりがあるわけでないなら 14 インチはオススメ。

15.6 インチ ノートパソコン

製品数が多く安い価格帯です。 このモデルから 1.6 ~ 1.7Kg ほどのモデルが多くなり重い部類となります。 パソコンによっては 2Kg を越えるものもあります。

ゲーミング ノートパソコン